絵本「9月のバラ」

絵本・児童書好きが最近特に盛り上がっていて、図書館によく行きます。 今は子どもたちの夏休みの時期ですから青少年の読書を邪魔しないように、新着図書は借りたとしてもすぐに返すようにしています。 「バラ」が出てくる絵本にも弱い私ですので、ちょっと強引にこのブログに書いてしまいます。 新聞広告で見つけた「9月のバラ」という絵本、どんなお話だろうとわくわく。 同時に<世界子ども平和図書館>シリーズということから意味深さの予想も。 出版社のサイトで情報が見つけられなかったので、Amazonで検索しました。 9月のバラ 表紙には、空にうかぶ雲とバラのお花。 視線を下の方に向けると、海に、自由の女神に、マンハッタンの南の方のビル群と2機の飛行機。 すぐに2001年9月11日の同時多発テロに関連するお話なのだと推測できました。 昼と夜が逆さまになる地理的距離はあっても事件のショックは本当に大きく、何度も何度も流れていたであろう映像を直視することができず、見たのも実は一度か二度だけでした。 新聞で知る情報だけでもあまりにも悲惨な出来事でした。 そのような心の痛みが思い起こされ、この本を買ったり借りたりする行動がすぐにできませんでした。 1ヶ月ほど経ったでしょうか、図書館で絵本の検索をしていると偶然この本がヒットしました。 区の他の図書館の本ですが、予約も0件。 通っている図書館へ送ってもらって借りる予約を思い切って入れました。 南アフリカでバラを育てている2人の女性がフラワーショーへの出展のために2400本のバラとともにニューヨークへと旅立ち、、、。 実話をもとにマンハッタン在住の作家がつくった絵本です。 しっかりとしたラインとカラフルな彩色の素敵な絵、しかし悲しみの場面では色がおさえられ、たくさんのバラのお花が人々の祈りの場で生かされたことがなぐさめとなるお話でした。 今日は60回目の広島原爆の日。 戦争やテロはまだまだ消えていません。 この絵本を読んでつらい気持ちもあったけれど、平和を見つめる時間が持ててよかったです。